1.5年のヨーロッパ周遊と、今、そしてこれから

お久しぶりです!

書こう、書こうと思っても、なかなか心が決まらないもので、結局1年間近く経ってしまいましたが、その間にいくつかの山を超えて、書く決心ができました。

自分の日記を10年間近く続けていると、日記に対する姿勢すら変わってくると言うか、そんなことはどうでもいいと思うのですが、とりあえず一体何があったのか、将来ボケてしまった場合に思い出せるようにちゃんと書き残しておきたいと思います。

とりあえず、前回の投稿を読んでみたら、昨年リリースしたものに向けて頑張るぞ!みたいなテンションでジョージアに居たようでした。(↓黒海の写真)

それで実際にリリースしたのはdigitalnomad.mediaというもので、なんというか、、、色々とありました笑

まず、今もですがソフトウェア開発者として発展途上にある中、デジタルノマド・メディアについては3Dの面白さにハマりすぎて非常に謎な出来となりました。

一応、World Fact BookというCIAが発行しているデータ(著作権フリー)と3D表現技術を繋げてデータを可視化する、というものなのですが、時間を置いてみると本当に訳がわからないという出来です。笑

それでも、昨年は必死になって開発し、リリースも行い、今でも世界中から毎日10名ほどの訪問者を頂いているのですが、結果から言えば2023年になった瞬間にこのプロダクトは諦めました。

旅路としてはジョージアで一ヶ月間開発に集中、その後ポルトガルのポルトまで飛んでいって更に一ヶ月滞在。

ポルト滞在中はカタールW杯があったので、その3日目にリリースを行い、ツイッターで盛り上がっている国、検索ワードに乗っかって沢山のViewerを集めつつ行動データを見て・・・

「目標1000人のデータを集めて考える!」ということは結局達成できたのですが、いざ考始めると、行動データも芳しくない、世界中で撮ってきた360度写真がうまく使えていない等など、もどかしさもあり、ポルトを出た後に、一回全て捨ててやり直そうという流れができ始めました。

そこで次はキプロス島へ。何かを求めた結果、とにかく気になるという理由でキプロスでの年越しもしていたのですが、この旅で最も辛かった時期の一つでした。

毎日、共同創業者である友人と話し合い、自分たちの持っているもの、できること、世間が求めていること、ウケること・・・色々と話し合いました。

↑北キプロスと南キプロスの国境(国境という表現すら危ういものですが・・・)

結局その話し合いは一ヶ月経っても綺麗には終わらず、安い生活費を求めてセルビアの首都ベオグラードへ。

そこでも更に一ヶ月間話し合い、現在のプロダクトに繋がる結論が出ました!

…だったら良かったのですが、ここでも結局結論は綺麗につきませんでした。

そんなとき、コロナ前に購入したライブが一ヶ月後にオランダのユトレヒトであるということも話の焦点に。

正直、事業が無いという最悪な状態の中、お金も更にかかる西側へ行くという行為自体無謀に思えました。

しかし、「結局行く」ということになり、せっかく行くのであればそこまでの道のりで、360度写真を最高に撮りまくりながら考えようということに。

ということでベオグラードを出発してまずは隣。クロアチアの首都ザグレブへ。

結果的にこの無茶な決心が功を奏して、話は好転したなあと今振り返るとすごく思います。

このザグレブでは、撮影中に骨董品を扱うジェントルマンのZenさんから話しかけられ、骨董品のデジタル市場をやるのもいいね、なんて話にも。

360度写真が無駄になるからやらないとしても、そういった柔軟なアイデアが出会いと共に湧き出てくるいいサイクルに入った感じがありました。

次に国的にも都市的にも陰キャラなスロヴェニアの首都リュブリャナ。

物価が高くて絶対に住めないけど、きっといい写真が取れると言う理由で0泊一日のスイス・チューリッヒ(首都ではないらしいです)。

そして西ドイツの雄、デュッセルドルフ(で日本食)。

そして、オランダで最もリーズナブルかつ住みたいと思った家があるナイメーヘンへ。

さて、完全に旅行記になってしまいましたが、実際現実逃避も兼ねてとにかく写真撮影に集中しました。

そのせいでここまで来ても具体的には決まっておらず、大きな焦りを抱えたまま、ASOT1000というイベントへの参加をすることに。

この時は本当に複雑で「何も決まっていない、とにかくお金を減らすだけ、なのになんで俺はこんなところで楽しくやっているのだろうか・・・」という気持ちがなかなか振り切れず、と言う感じでした。

しかしながらそこでまた色んな人と出会ったり、観察したりする中で悩みを忘れる時間も増えて、結果的に行ってよかった、自分の世界観が広がるように感じた素晴らしいイベントでもありました。

さて、この時点で時系列としては2023年の2月。

絶対に9月には成功への架け橋(オンラインでの決済が複数ユーザーから来る)という状況を実現したかったので、一日も無駄にできないという気持ちは強かった、、、けれど、具体的には決まっていない。

だったら!ということでそこから撮影していない主要ヨーロッパ諸国をすべて撮ろう、という結論に。

そこで我々はドイツを経由してフェリーでデンマークの首都コペンハーゲンへ・・・

と、色々とドラマはあったのですが、今2023年7月9日現在時点で、その旅路はNational360sという作品に昇華されてきました。

ローンチして数字が取れてきたら、今すっ飛ばしてしまった旅路の中身とともにまた書こうと思いますが、とりあえず本日もまた開発を進めないといけないので一旦はこの辺にしたいと思います。

ではまた!